バトニングのやり方と注意点とは?
前回の記事でバトニングの導入におすすめのナイフ3選を紹介しました。
今回は「ナイフを購入して、いざバトニング‼︎」という方にやり方と注意点を紹介します。
私はバトニング初心者の時、周りに教えてもらえる人がいなかったので見様見真似でやってみました。
やり方は見ればなんとなく分かりますが、詳細な注意点までは分かりません。
初心者の方が最初に挫折しないよう、本記事を参考にやり方と注意点を把握していただければ嬉しいです。
バトニングの基礎①:事前準備をしっかりと
早速バトニングに取り掛かろうとしている、そこのあなた‼︎ 事前準備はできてますか?
ナイフがあればバトニングできますが、安全とはいえません。
最低限用意すべき物があります。以下にまとめますので参考にしてください。
- ナイフ
- 革手袋 or 軍手(革手袋がおすすめ)
- 薪
- 薪割り台(あったら便利)
この辺りは用意しておいた方がいいでしょう。
ナイフは別記事でおすすめを紹介しています。
以下リンクからご覧ください。
手袋は軍手でも可能ですが、革手袋の方をおすすめします。
革は滑りにくい素材のためグリップ性能も高く安心して使用できます。
また革手袋はバトニングだけでなく、焚き火でも使用できるので1つ持っておくと便利ですよ。
革手袋も記事にしているのでご確認ください。
バトニングの基礎②:持ち方
事前準備ができたらバトニング開始です。
今回使用するナイフは『OLFA WORKS (オルファワークス):サンガ』です。
ここからは文字だけだと分かりにくいので写真を交えながら説明していきます。
割る薪にナイフを添えます。そのナイフをもう1つの薪で叩いていけばバトニングになります。
ナイフを持つ手は利き手と逆側で持つと安定しますよ。(私は右利きなので、ナイフは左手で持ちます。)
割る薪にナイフを添える際の注意点は『ナイフ中央部が当てるようにする』ことです。
刃先でバトニングをすると刃が折れてしまう可能性があるため、ナイフ中央部を使うよう意識しましょう。
バトニングの基礎③:叩き方
正しい持ち方をマスターしたら次のステップです。
次は薪でナイフを叩いていきます。最初は5割程の力でナイフを打ち込んでいきましょう。
ナイフが薪に半分刺さったら、刃先の背部分をリズムよく叩いていきます。
バトニングしている際の注意点は『ナイフを平行に保つ』ことです。
慣れるまではナイフが前傾になりがちですが、平行に保つことで力が均等に伝わり薪がキレイに割れます。
バトニング終盤は力を入れなくても割れます。そのため5割程度の力で最初の打ち込みのように叩くようにしましょう。
稀に薪の密度が高く、終盤でも力を入れないと割れないことがあります。
その際には『薪とナイフを同時に上げて、下ろす』ようにしましょう。
成功例としてバトニングがうまくいけば写真のようにキレイに割れます。
以上がバトニングの一連の流れになります。
全般を通しての注意点は、薪割り台の位置を確認することです。
バトニングは力が入るため前後に動く可能性があります。
無理に最後まで仕上げようとせずに、場所を微調整しながらゆっくりやりましょう。
バトンングの基礎④:後片付け
一連の流れを何度か繰り返し、焚き火用の薪が用意できたら終了です。
バトニングが終われば楽しい焚き火が待ってますが、後片付けが終わってから次の作業に移りましょう。
バトニングで使用したナイフは鋭利で危険なため、使用後は専用シースに収納し目のつくところに置いておきます。
薪割りの台も片付けます。暗くなると足元が見辛くなるので、つまづいて思いがけない怪我をする可能性もあります。
バトニング後の薪は焚き火台や収納ケースに入れて管理します。
以上でバトニングの全工程が終了です。
次回は火起こし‼︎
今回はバトニングの流れを写真を交えながら紹介しました。
安全にバトニングを楽しむために記事の内容が参考になれば幸いです。
次の記事では火起こしについて紹介したいと思います。
お気に入りのナイフでバトニングをして、火起こしができればキャンプが一段と楽しくなるでしょう。
慣れるまでは何でも難しく感じますが、トライしてみれば意外と簡単なことが多いです。
皆さんと一緒に色んなことに挑戦してキャンプレベルを上げていきたいと思います。
次回の記事でお会いしましょう。それでは〜